基本的な技術を高い精度(職人技)にしていくことがデザインの幅を広げる
カットは下の写真のような断面の積み重ねで形を成していきます
この紙を重ねたような断面を全ての方向に積み上げていくことで立体が形成されます
この断面をいかにキレイになめらかに作れるかがカットの精度となります
これはデザインではありません
デザインを作る上での基本技術です
野球で言えばキャッチボールで相手の胸に的確に投げれるか
体操で言えば足の指先まで美しく整っているか
それに近いモノです
みんなができるような事をみんなができないような高い精度にすることが職人技なのだと思います
ミリ単位、コンマ単位のこだわりなんてはっきり言ってデザイン的にパッと見では分からないものですが
職人技とはその目に見えないレベルの中にあるモノだと思います
「カットが上手い」というのは何をもって判断するかは人それぞれですし、デザインとの兼ね合いもありますので一概には言えませんが、我々はこれからもアルチザンと名乗れるような技術を追求して行きたいと思います
カットのみならず、カラーやパーマ、シャンプーに至るまで、我々がA10が継承すべき大切なモノは、デザインをする上での根底となるしっかりとした技術力だと考えています
その上で、デザインはその人の個性。
もっともっと自由な発想でたくさん素敵な作品を創っていって欲しいと思います